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土居珈琲ライブラリー > > コーヒーのなかの「ワインフレーバー」

「ワインフレーバー」とは  コーヒーの香りの種類はさまざまで、約100種類以上の香りが存在していると言われています。そのなかで珍しい香りとして、「ワインフレーバー」というものがあります。読んで字のごとく、ワインを感じさせる香りです。コーヒーにおいてこの「ワインフレーバー」は、モカ系の銘柄から感じることができます。

コーヒーにおける「ワインフレーバー」というと、違和感を感じる方も多いのではないでしょうか。コーヒーの香りの中でも、この「ワインフレーバー」が、銘柄の評価にプラスに働くかどうかは、専門家でも意見がわかれるところです。

飲み物の香りということを考えると、紅茶においてはアップルティーなど香りを後付して楽しむ「フレーバーティー」があります。紅茶の香りとりんごの香りが相乗効果になり、お互いの香りが引き立つというものです。

しかしコーヒーにも紅茶と同じような相乗効果が生まれるか、というと個人的には疑問を持っています。コーヒーは焙煎によって、複雑な香りを作り出すことになります。そうした複雑な香りを作り出せるのは、その銘柄が香りを作り出す成分を豊富に含んでいるからにほかなりません。確かにアメリカなどでは、フレーバーコーヒーが存在します。この場合の楽しみ方は、香りのほとんどない、品質の低い銘柄を楽しむために作り出された手法です。コーヒーは質の高い銘柄であれば、そこに何も足す必要がないはずなのです。

より高いレベルの「フレーバー」へ  かつての「ワインフレーバー」は、作る過程で偶然生まれた「発酵臭」ではないかと言われていました。しかし、最近の農園の技術向上は、「モカ」系の銘柄を、狙って「ワインフレーバー」を感じる銘柄を作り出そうとしています。最近の農園の技術向上は、このコーヒーの「ワインフレーバー」を、よりレベルの高いものへと昇華させてようとしているのです。

 コーヒーの「ワインフレーバー」は、いままでのコーヒーでは味わうことができなかった新たな可能性を秘めているかもしれません。