2022年6月『手と手 Connection Plan』

『完熟した実から生み出される味わいを楽しむ』銘柄セット

『手と手 Connection Plan』 『手と手 Connection Plan』 『手と手 Connection Plan』 『手と手 Connection Plan』

完熟した実からとり出された

生豆だけでつくりました。

完熟した実のことを考えるとき、
いつも、わたしの脳裏に浮かぶのは、
産地ではたらく人たちの姿です。

コーヒーの産地は、赤道直下にあります。
焼けるような太陽の光がふりそそぐなか、
彼らは、一粒一粒、コーヒーの実の熟度を
自分自身の目で見つめながら、真っ赤に
そまったものだけを手仕事で摘みとっていきます。

腰に下げたかごの中を、実でいっぱいにするには、
気のとおくなるような時間がかかります。
苦労が多いため、摘み手(ピッカー)の仕事を選ぶ人の数は
どんどん少なくなっています。

選びぬかれたぜいたくな実からしか生み出せない
コーヒーの味わいを楽しめる方は、世界でも少数となっているなか、
5つの農園がつくり出した“完熟のコーヒー”を
ご用意させていただきました。

  • ペルー センフロカフェ農協(ブルボンロット)
    同国北部に拠点をおくセンフロカフェ農協が、農家たちとつくり出す銘柄。品質の向上にこだわりをもち、積極的に農家への技術指導を行っています。近年では、あらたに30名の農業技師をまねき、味わいにみがきをかけました。
    【テイスティング評】
    ドライフルーツのようなフレーバー。まろやかな酸味とコク、バランスのとれた味わい。
    栽培における技術指導をかさねてコーヒーを生産しています
  • コロンビア クチージャ デル サン・フアン生産者組合
    2017年に設立された生産者組合による銘柄。肥沃な土壌で育てられた完熟果実を手摘みで収穫。組合の代表で、品質にこだわりをもつアロンソ氏が、生産者たちがつくり出すコーヒーの実をすべて確認して味づくりを行っています
    【テイスティング評】
    なめらかな口当たり。豊かな甘み。フローラルな酸味と苦味のバランスが良い。
    生産者組合代表のアロンソ氏
  • ルワンダ ショリ組合(ブルボンロット)
    むかしながらの伝統農法によってつくられる銘柄。完熟果実のみを手摘みで収穫。さらにハンドピックで厳選したもののみを精製。アフリカンベッドによる天日乾燥で約21間かけて、じっくり乾燥させて仕上げました。
    【テイスティング評】
    心地よい口当たり。ジューシーでさわやかな酸味が甘みをひきたてている。
    手間ひまのかかる伝統農法でつくられる銘柄です
  • エチオピア グジ ウラガ村(原種ロット)
    同国グジ地区でつくられる銘柄。標高約2000mというエリアで小農家たちが手仕事でコーヒーを栽培。手摘みで収穫した完熟果実をさらに選別。アフリカンベッドによる天日乾燥で、約18日間かけて風味豊かな味わいをつくり出しています。
    【テイスティング評】
    ジャスミン、グレープフルーツ、マスカットなどの複雑なフレーバー。クリーミーな口当たり。後口の甘みの余韻が心地よい。
    手約18日間ゆっくりと時間をかけて天日乾燥させています
  • ブラジル マルセロ・モウラセレクト
    同国セラード地区でつくられる銘柄。現地の輸出業者で代表をつとめるマルセロ・モウラ氏が、エリアにこだわることなく、その年に収穫された高品質なコーヒーのみを厳選。その味わいは香り豊かなものに仕上げられています。
    【テイスティング評】
    なめらかな口当たり。ほどよい酸味とコクのバランスが良く、豊かな香りを感じる。
    エリアにこだわることなくコーヒーを厳選しています