2023年3月『手と手 Connection Plan』

最先端の「甘み」をたのしむ銘柄セット

『手と手 Connection Plan』 『手と手 Connection Plan』 『手と手 Connection Plan』 『手と手 Connection Plan』

この甘みは、人間のていねいな手仕事を積み重ねることによってつくられます

今月は、最先端の「甘み」をもつ銘柄を
お届けいたします。

わたしどもが、もっともたいせつに考えているコーヒーの味わい。
それが「甘み」です。

品質の高いコーヒーとはどういうものか?
わたしどもがいきついた答えが、
素材がもつ自然な甘みをもつコーヒーであるというものでした。

従来の当たり前であった大量生産や効率を求めた現場からは
つくりだせないからです。

コーヒーの甘みは、「天日乾燥」、「完熟した実だけを収穫する」といった
人間のていねいな手仕事を積み重ねることからしかつくりだせません。

こうした甘みをもつコーヒーこそが、
日本人のもつ食文化に合っていると思うのです。
ですから今月は、より小規模なつくり手たちが
つくりだしたコーヒーをご用意しました。

ただ、この甘みをひきだすことはカンタンではありません。
生豆に火をとおしながら、銘柄のもつ酸味が
甘みに変わる瞬間を見極めて仕上げる必要があります。

この焙煎は、そのつど、時間をかけてすこしずつコーヒー豆を仕上げる
わたしども『小さな焙煎』が、もっとも得意とするものです。

「手と手」にご参加いただいている方だけがお楽しみいただける
最先端の「甘み」をもつ銘柄をとりそろえました。
もちろん、出荷する当日に焙煎したものをお届けさせていただきます。

ぜひ、ご期待ください。

  • コスタリカ カンデリージャ農園(ハニー製法ロット)
    伝統的な農法を守りながらも新しいロットの追求に尽力する、農園主リカルド・エルナンデス氏。今回、彼がハニー製法で仕上げた銘柄を買い付けました。
    【テイスティング評】
    なめらかな口当たり。ブラウンシュガーのような甘み。柑橘系の酸味とのバランスが良い。
    農園主リカルド・エルナンデス氏
  • ペルー カハマルカ(小農家ロット)
    標高約1600mで小農家たちがつくりだす銘柄。高い標高と肥沃な土で育てられた完熟果実のみを、アフリカンベッドによる天日乾燥で仕上げました。
    【テイスティング評】
    しっかりとしたコクと苦味。オレンジのような明るい酸味。やさしい甘み、透明感のある味わい。
    標高約1600mで小農家の手仕事がつくりだす銘柄
  • コロンビア  ウィラ デサロージョ生産者組合
    (手摘みロット)
    豊かな自然と土壌に恵まれたウィラ県。現地の生産者組合に属する小農家たちが、標高約1600mという厳しい環境のなかでつくりだしました。
    【テイスティング評】
    トースト、ナッツのようなロースト香。しっかりとしたコクと苦味、さわやかな酸味。
    過酷な環境でつくられる銘柄
  • ブルンジ グリーンコ(小農家ロット)
    カヤンザ県に位置するキビンゴ精製所でつくられる銘柄。運営する現地輸出業社「グリーンコ社」が、全てのロットの評価をおこない、味づくりしています。
    【テイスティング評】
    なめらかな口当たり。スパイス、ダークチョコレートなどの複雑な風味。リンゴのような酸味と甘み。
    天日乾燥でじっくり時間をかけて仕上げました
  • ニカラグア ボスケ農園(アナエロビックロット)
    新しい手法の取り組みに尽力する農園がつくりだす銘柄。今回、ワイン製造でおこなわれている「嫌気性発酵」を応用して仕上げられたロットをご用意。
    【テイスティング評】
    レモン、紅茶などの風味。カラメルのような苦味、やさしい甘みの余韻が心地よい。
    新たな取り組みに挑戦しつづける農園の銘柄