2023年5月『手と手 Connection Plan』

「選ばれし標高」からの銘柄セット

『手と手 Connection Plan』 『手と手 Connection Plan』 『手と手 Connection Plan』 『手と手 Connection Plan』

標高の高い場所でつくられるコーヒー豆は、年々、希少性を増しています

「選ばれし標高」をテーマに、
コーヒーをご用意しました。

コーヒーの原産国でも、温暖化問題が深刻さを深めています。
そのことが、コーヒー豆をつくりだすことに
大きな影響を及ぼしています。

標高の高い場所で植えられた木から収穫された
コーヒー豆は、豊かな味わいを有します。
この場所は、昼夜にはげしい気温の差を生じます。
この寒暖差が実を引き締め、
味わいをつくりだす成分を凝縮させるからです。

同時に、夜間の気温が低くなるとコーヒーの木は、
自らが凍らないよう豆のなかに糖分をたくわえようとします。
このことによって、より甘みを感じるコーヒーが生みだされます。

ただ、温暖化によって現地の平均気温は上がっており
寒暖差のおこる場所が、昔より減ってきています。
標高の高い場所で育てられたコーヒー豆は、
年々、希少性を増しています。

そのなかで、うれしいことに「選ばれし標高」でつくりだされた
5つのコーヒーを手に入れることができました。

高地で栽培されたコーヒー豆は、豆質が硬くなります。
このことが、焙煎の難易度を上げます。
一律に同じ温度、同じ時間で仕上げればいいというわけにはいきません。
この手ごわい豆こそ、『小さな焙煎』の真骨頂を示すものです。

より希少となっていくこの味わいを、ぜひ、ご堪能ください。

  • コロンビア コアグロ ブリサス生産者組合
    標高約1600m。ウィラ県に位置する生産者組合の銘柄。コーヒーの品質を生産者から組合長までが共有し、さらなる品質づくりを追求しつづけています。
    【テイスティング評】
    爽やかな柑橘系フルーツ、カラメルのような甘い香り。上質なコクが口のなかにひろがる。
    小農家たちが標高1600m以上の高地でコーヒーを栽培
  • インドネシア カナラ・プロダクト(天日乾燥ロット)
    標高約1650m。バリ島で様々な精製方法に挑戦する輸出業者・カラナ社。今回、彼らがイースト菌を用いた新しい精製方法と天日乾燥で仕上げた銘柄をご用意。
    【テイスティング評】
    なめらかな口当たり。柑橘系のきれいな酸味、透明感のある甘みを感じる。
    バリ島のコーヒーに精通する輸出業者・カラナ社
  • タンザニア エーデルワイス農園(完熟ロット)
    標高約1700m。1955年からつづく農園。乾燥工程において、直射日光による急激な乾燥をさけるため、日陰でじっくりと手間をかけて仕上げました。
    【テイスティング評】
    華やかな風味。明るい酸味と透明感のある味わい。酸味とコクのバランスが良い。
    日陰をつくり、じっくり乾燥させました
  • ザンビア ニゴリ・エステート
    標高約1600m。1972年に北部ニゴリ地域で設立された農園。2200haもの規模をもつ。手摘みにこだわり、4ヶ月かけて収穫作業をおこなっています。
    【テイスティング評】
    甘い香り。しっかりしたコクと柑橘系の酸味。バランスのとれた味わい。
    手間ひまのかかる手摘みで収穫しています
  • ホンジュラス ティエラレンカ生産者組合
    (小農家ロット)
    標高約2000m。8人の女性が立ち上げた組合。透明感のある味わいをつくるために、完熟果実を手摘みで収穫。ていねいな乾燥作業をもって仕上げています。
    【テイスティング評】
    ピーチのような風味。レモンなどの柑橘系の酸味、甘みをあわせもつ透明感のある味わい。
    女性生産者たちが立ち上げた組合による銘柄