2024年7月『手と手 Connection Plan』
組み合わせがつくりだす味わいをたのしむ銘柄セット
2024年7月
めったに市場に出ない味わいです。
小さな規模でつくられる生豆は、生産量が少ない。
問題は、輸出単位に達しないことです。
そのための解決策は、小さな存在である彼らの
ひとつひとつの力を合わせることでした。
小さなつくり手の銘柄を組み合わせることで
輸出を可能にすると同時に、単一農園のコーヒーを
凌駕する味わいをつくりだすことができました。
すべての生豆が、人の手によってていねいに
つくりこまれたものだからこそ、なせるワザです。
市場にはめったに出ない希少な銘柄は、
安定供給には、ほどとおいものです。
しかし、『手と手』にご参加いただいているお客さまには、
もっともふさわしいものであると自負しております。
ぜひ、おたのしみください。
土居珈琲 焙煎士
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クステペック渓谷に位置する農園。この地特有のコーヒー栽培に適した気候と、手間ひまのかかる日よけの木を植えることでこの味わいをつくり出しました。【テイスティング評】
香ばしさ、柑橘系の果実のような爽やかな香り。明るい酸味と軽やかさを感じる。整然とならぶ、日よけの木 -
セラード、スルデミナス、モジアナ地区。各地区がもつ風味を組み合わせて生まれた銘柄。現地の珈琲鑑定士ペドロ・サントス氏が味づくりしました。【テイスティング評】
なめらかな口当たり。上品な甘みとナッツ系の風味。しっかりしたコク、すっきりとした後口が印象的。珈琲鑑定士ペドロ・サントス氏 -
シダモ地域アレタ・ウォンド郡の銘柄。小農家たちが完熟果実を手摘みで収穫。天日乾燥で約10日間撹拌しながら、ゆっくりと乾燥させて仕上げました。【テイスティング評】
フローラル、アーモンドなどの複雑な風味。ジューシーな酸味と甘み。やわらかい口当たり。約10日間かけておこなう天日乾燥 -
東部エルゴン山麓に居をかまえる小農家たちによる銘柄。高品質なコーヒーを生みだす条件がそろうこの地で、彼らが手仕事をもってつくりました。【テイスティング評】
ほどよいコクとまろやかな口当たり。フローラル、明るい酸味。苦みと酸味のバランスが心地よい。完熟果実を手摘みで収穫 -
東部山岳州カイナントゥ地区。1000人を超える小農家で構成されるコミュニティによる銘柄。今回、彼らが守りつづける伝統品種のものを買い付けました。【テイスティング評】
紅茶、フローラル、ハーブなどの複雑な風味。しっかりしたコクとなめらかな口当たり。甘みの余韻がつづく。小農家たちが手仕事でつくりだす銘柄