



2025年9月
テーマは、最新の『選ばれし標高』です。
標高の高い場所では、霧が発生します。
この霧が、日照量をやわらげます。
直接、日の光が当たらないことで
コーヒーの樹は、ゆっくり時間をかけて成長します。
このことから、標高の高いエリアで栽培されたコーヒーは、
品質が高くなると言われてきました。
しかし、このコーヒーが手に入りにくくなっています。
地球温暖化が理由です。
平均気温が上昇することで農家は、より標高の高い場所へ、
畑を移動せざるを得ない状況に追い込まれています。
標高が高くなればなるほど、
栽培面積はせまくなり収穫量も減少します。
今月の『手と手』は、収穫量が少なくなっているため
より希少で手に入りにくくなっている、
『選ばれし標高』からの銘柄をご用意しました。
『手と手』にご参加のお客さまだからこそ
ご堪能いただける最高峰の味わいが、ここにあります。
土居珈琲 焙煎士
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標高約1550m。栽培から輸出までを管理する2代目農園主マリア・アスカルンス氏が、この地特有の火山性土壌をもってつくりだしました。【テイスティング評】
バニラのような甘い芳醇な香り。ほどよい酸味とコク、柑橘系の香りの余韻も楽しめる。農園主マリア・アスカルンス氏 -
標高約1600m。サンマルコス地区に位置する3軒の小規模農家による銘柄。今回、彼らが品質を求めてつくりだしたパライネマ種のロットをご用意。【テイスティング評】
オレンジなどのジューシーで爽やかな風味。キャラメルのような香ばしい甘み。立体感のある味わい。アフリカンベッドによる天日乾燥で仕上げています -
標高約1600m。アチェ地区、北スマトラ地区でつくられたコーヒーを、珈琲鑑定士ホセ・ハナオ氏が組み合わせ、力強い味わいをつくりだしました。【テイスティング評】
なめらかな口当たり。しっかりしたコク、ブラウンシュガーのような甘み。珈琲鑑定士ホセ・ハナオ氏 -
標高約2500m。3000名の小農家で構成される組合。北部および中部の山岳地帯で育てられた彼らのコーヒーを管理し、組合が味づくりしました。【テイスティング評】
はなやかな香り、柑橘系の酸味。バランスのとれた味わい。チョコレートのような甘さが心地よい。3000名の小農家たちがつくりだす銘柄 -
標高約2100m。女性農園主メルリ・レオン氏が、栽培に完璧な条件が揃うこの地で、自身が理想とするコーヒーづくりに挑戦しつづけています。【テイスティング評】
なめらかな口当たり。グレープ、オレンジ、ベリーなどの豊かな風味と柑橘系の酸味。女性農園主メルリ・レオン氏