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お客さまに会いに行きました

コーヒーをお客さまが楽しむ時間、そして共に過ごす毎日。
そこには、お客さまそれぞれのエピソードがあります。
初めて召し上がっていただいたきっかけや、ご感想をお聞きしたくて、
土居珈琲 土居陽介がお客さまをお訪ねしました。

たくさんのレコード、どこか懐かしさを感じるコーヒーカップ。2018年10月にオープンされた「喫茶 万作」は、渡口さまのこだわりがつまったお店です
たくさんのレコード、どこか懐かしさを感じるコーヒーカップ。2018年10月にオープンされた「喫茶 万作」は、渡口さまのこだわりがつまったお店です
第七回
渡口 由美さま(兵庫県)
(2018/10 取材)

今回も、素敵なお客さまより、土居珈琲のコーヒーをどのように楽しまれておられるのか、お話をお聞かせいただける機会を頂戴いたしました。城崎温泉にて「喫茶 万作」を開店されている渡口 由美さまです。

「おいしいコーヒーが飲みたいね」

渡口さまには長きにわたり、ご愛飲いただいております。まず最初に、土居珈琲のコーヒーをはじめてご注文いただいたきっかけから、お聞かせください。

わたしが勤めていたころ、職場の仲間と「おいしいコーヒーが飲みたいね」って話になったんです。そのとき、後輩が「そういえば、この前コーヒー会社がネットに出ていた」という話になりまして。そのときからだから、もう20年くらいかな?

最初にご注文いただいたのは、おそらく2001年もしくは2002年ぐらいだと思います。わたしが言うのもなんですが、インターネットからコーヒーをご購入されることに、抵抗はなかったのでしょうか?

はじめは、ありました。

そうですよね、海のものとも山のものともわからないわけですから。(笑)

実は、ちょっと面白い話があって。当時いっしょに仕事をしていた同僚が、「ちょっと、どんな会社か見てくる」と言って見に行ったみたいで。そうしたらたぶん、お父さまだと思うのですが、何かガンコそうな人が焙煎していた、というのを聞いたんですよ。

愛想のないおやじで、すみません(笑)

それと、わたしは山登りが好きで。山に行って湧き水を持って帰ってきて、夏にはみんなで「飲んで」というのを、ずっと、やっていたのを覚えています。その水で土居珈琲さんのコーヒーをたてていましたね。ないときは他のところのコーヒー豆でたてるのですが、「やっぱり、全然味がちがう」という話になって。

20年近く、わたしたちのコーヒーをご愛顧いただくほどの魅力は、どこにあるとお考えですか?

やっぱり冷めてもおいしい。それが一番、本当に。
もうひとつは、たてるときの粉のふくらみが全然違うと思います。

「ここでは、ゆっくりしていただきたいです。」

窓越しに城崎の町並みが見える。この窓のつくりも、渡口さまのこだわりのひとつ
窓越しに城崎の町並みが見える。この窓のつくりも、渡口さまのこだわりのひとつ

以前は大阪で働いていらっしゃったとお聞きしましたが。

大阪の難波で働いていました。
わたしは、小さい頃から喫茶店を開店したいという気持ちがずっとあって。それで、この場所で以前、父と母が料理屋をやっていたのですが、店を閉めてしまって。それからは車庫になっていました。

それで、わたしが「定年退職したら、喫茶店をやりたい」、と母に話をすると「ここでやったらいいじゃない」と言われて。
ひとりでやっているので、もう本当に簡単なものしかやっていないのですけど、コーヒーは、ずっと飲み続けている土居さんのコーヒーがいいと。

最近開店されたのですね。

2018年10月にオープンしました。

最初はじめるにあたって、ご苦労もあったのではないでしょうか?

開店前日まで、工事をしていたので、お店での練習ができなかったですね。器具の配置なんかも、どう配置したらいいのかわからなくて。お客さまが1人2人だといいのですが、まとめて4人や6人とかお見えになったらアタフタして(笑)

分かります。

「少しお待ちください」と言いながら、もう汗をダーとかきながら(笑)

店の中がとても、居心地のいい空間だと感じているのですが。

近所のおばちゃんも毎日来てくれて、「居心地がいい」といってくれています。旅館の若主人も、本を持ってきてそこで読んだり。いろんな本を、ちょっとずつお店に置いていますので、手にとってもらって。ここではゆっくりしていただきたいです。

どうして、喫茶店だったのですか?

もう、中学校、小学校くらいのときから「お店をやりたい」と考えていました。喫茶店だったらカンタンにできるかなとも思ったり(笑)。でも、現実は違いました。結構お金もかかります。趣味が高じてこうなった、みたいなお店なんで(笑)

結果を求めるのか、過程を楽しむのか。

「自分がなにをしたいの?」から店づくりがはじまったと語る渡口さま
「自分がなにをしたいの?」から店づくりがはじまったと語る渡口さま

お店をかたちにするのは、たいへんではありませんでしたか?

まず、自分のなかで「あなたは何がしたいの?」というのを、明確化させるのがむずかしかったですね。頭の中では「こんなのがいいな」と思うけど、それを言葉にすることができない。自分の想いを設計者さんや大工さんに伝えられない。だから、わたしがしっかりと決めないといけないって、いつも怒られていました。時間をかけながら、自分の想いを伝えるということを重ねて、それを工務店さんがくみとってくれて。いまは、「いいのができたかな」と思ってます。

わたしたちの年になると「何がしたいの?」って質問は、じつはきびしい質問です。その時に出た渡口さまの答えとは、なんだったのですか?

まだ、答えは出ていないかもしれないですね。ただ、勤めていたときは、それなりに楽しんでいたと思います。定年退職してからは、こういうお店をやっていますが、この空間と時間を大事にしたいと思っています。わたしもゆっくりと音楽を聴いて、本を読んだり写真の勉強をしたりしながら、やっていきたい。

結果を追い求めていないということですね。

結果を求めるのか、過程を楽しむのか。そのふたつにわかれるじゃないですか。若いころのわたしは、山に登っていたとき「結果を求めて」いました。「有名な山にわたしは行った」と、他の人に言うことが目的化していた。

わかります。

そういう楽しみかたが、若いころは良かったのですけど。今は、そこに至るまでの過程を楽しめるようになりました。だからこのお店も、作る過程を楽しんでいます。こうしたいな、もう少しこうしたらどうかな?ということを、今まさに楽しんでいる最中ですね。

それで好奇心もずっと続きますし、気持ちも若くいられるのかしら?とも思いますね。それが、今のわたしのやりたいことかもしれません。

とてもすばらしいお話をお聞きできました。「結果ではなく、過程を楽しむ」。コーヒー焙煎において、よく深く考える機会をいただけました。ほんとうにありがとうございました。

いいえこちらこそ。ありがとうございます。

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