
わたしどもの工房は、毎日が時間との戦いです。
朝一番、ご注文いただいた銘柄の生豆を取り揃えます。
朝から釜に火をともし、焙煎がはじまります。
小さな焙煎釜を使って、火加減を調整し、豆の声を聴きながら、
丁寧に仕上げていく。
大容量の焙煎機を使うのとはちがい、とても時間がかかります。

仕上げた豆をひとつひとつ人間の目で確認。不良豆を取り除いていく。
手仕事でおこないますので、効率はとても悪いです。
焙煎したてをお届けするのが、お客さまとのお約束。
夕方、運送便の引き取り時間までには、豆を仕上げなければいけませんから、
スタッフ全員が全力疾走。
こうしたコーヒーづくりは、すべての銘柄に合うわけではありません。
人間が自然のなかでつくった、均一化されていない個性のある豆だからこそです。
残念なことに、こうした豆はどんどん姿を消しているのが実情です。
アメリカのブラジルに対する関税問題もあり、
来年以降はより入手が困難になりそうです。

ただ、2025年の最後の月、『手と手 Connection Plan』において、
うれしいことに、わたしどものコーヒーづくりの真価を発揮する
「小さな農園」の銘柄を取り揃えることができました。
壁はより高くなっていきますが、わたしどものこの非効率きわまりない
コーヒーづくりの「形」を変えることは、一切考えておりません。


