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脇目もふらず、黙々と。

本日は、真上から失礼します。
写真は、珈琲製造部の仕事のひとつ、「ハンドピック」中のひとこまです。コーヒー豆と言っても、産地や品種によって、豆のカタチは異なります。大きな豆や小さな豆、丸いコロコロとした豆や、細長いカタチをした豆もあったり。

コーヒーは農産物なので、すべてが同じカタチをしているわけではありません。そのなかで、残念ながら不良豆というものも存在します。欠け豆や死豆。未成熟豆や貝殻豆などといったものです。

わたしたちが買い付ける銘柄は、大量生産を目的としてものではなく、品質に特化したもの。大量生産を目的としたものから比べれば、不良豆が混入している比率は、とても低い。ですが、少ないといっても、“ない”わけではありません。

「すべての条件がそろった銘柄は、光り輝いている」焙煎士 土居博司は、そう言います。

「光輝くようなコーヒー豆を、会員さまにお届けしたい」そう考える各スタッフが本日も、脇目もふらずに黙々と、不良豆を取り除きます。この地道な作業が、その銘柄の味を、より高いものへ研ぎ澄ませていきます。