コーヒーをお客さまが楽しむ時間、そして共に過ごす毎日。そこには、そのお客さまだけの「物語」があります。

今回の「お客さまに会いに行きました」は、北海道にお住まいの加藤さまのご自宅にやってまいりました。昨年度より、ご縁をいただきました。コーヒーの話をきっかけに、若いご夫婦が北海道移住を決心し、そこからはじまった新生活についてのお話もお聞きすることができました。
豆の説明やチャートが丁寧だったのがポイント
コーヒーを購入するきっかけは何だったのでしょうか?
スペシャルティコーヒーの存在を知り、引っ越してから通販で探していたところ土居珈琲さんを見つけました。ホームページが見やすく、豆の説明やチャートが丁寧だったのがポイントです。
わたしどものコーヒーで、不満点はありますか?
不満ではないですが、袋に貼ってある豆の説明ラベルが剥がしやすいシールになっているとありがたいです。
実は当社のラベルシールは再剥離できるものにしています。ためしてみてください。カンタンにはがれます。
ほんとうだ。これなら保存缶に貼りかえて管理できますね。はじめて知りました。
近所の方との交流が楽しいです。
加藤さまには、2024年2月からご愛顧いただいております。おふたりともお若くて驚きました。最初から北海道にお住まいだったのですか?
私は千葉出身で、夫は東京出身。3年半前に函館へ移住しました。良い土地がなかなか見つからなかったのですが、この土地に出会い購入を決断。いま移ってから2年半ほどになります。
移住されたきっかけは何だったのですか?
コロナからリモートワークが一般的になりました。東京に住む理由がなくなってきた。そんなときたまたま旅行で行った北海道で、人の優しさ、自然の豊かさ、食べ物の美味しさに感動して、夫婦で移住を決めたんです。
ご主人は不安を感じるなどなかったのですか?
私はあまり悩まないほうでして。単純に北海道が楽しそうだなって。特に不安は感じませんでしたね。
移住後、良かった点、逆に苦労された点はありましたか?
念願の犬を飼うことができたのが良かったです。おかげで散歩仲間ができました。近所の方との交流が楽しいです。ただ、雪かきが初年度は大変でした。
ほんとうに雪かきをするのがはじめてで、すべてが試行錯誤。ただ困っていたら、地域の人々が親切にアドバイスをしてくれて、除雪も助けていただきました。まわりに住んでいる方からの助けがなかったら、ちょっとむずかしかったかもしれない。本当に私たちは恵まれています。
リモートワークの秘訣
リモートワークで苦労する点はありますか?
若い人の育成がむずかしいですね。対面なら簡単にできることが、リモートだとより詳しい説明をしなければならない。ただ、だからこそ自分の説明力が向上したと感じています。
私は作業者側なので質問はまとめて行い、相手の時間を奪わないよう気をつけています。また、ミスをした時は言い訳せずにきちんと謝罪することと、工夫して次回に改善することを心掛けています。
夫婦仲が非常に良くてうらやましい。秘訣はなんですか?
日常的に感謝を伝え合うことです。特に夫がなにかにつけ、私に対する感謝の言葉を口にする人でして。私はそれを見習いました。
どうしてそれができるのですか?
考えたことなかったな。常にポジティブ思考で、できない理由を考えないようにしているからですかね。また本を多く読み、学んだことを実践するようにはしています。
リモートワークは、時間管理がたいへんではありませんか?
常に30%程度の余裕を持ちながら仕事をしています。自分を追い詰めるといい仕事ができない。ここは私が強く意識していることです。
夫は本当に仕事を楽しんでいて、私はその姿を尊敬しています。
人に関わるようになりました
窓から見える景色を見ていると、美しさに圧倒されます。
毎日、この景色を見ながら仕事ができるのがうれしくて。それに、東京にいたころは隣人と挨拶もしない生活でしたが、北海道に来てからは自然と人に関わるようになりました。
地域の人の温かさや優しさに触れ、移住してよかったと心から思っています。
最後に、これから移住を考えている方へアドバイスをお願いします。
できるかどうかよりも、やってみてから考えることが大切なのではないでしょうか。
不安があっても、ポジティブな面に目を向ければ前に進めると思います。私は、夫がいてくれれば、どんな状況も楽しめるという気持ちで生きていますから。
素敵なお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございました。心が温まる思いです。