わたしたちの生活を一変させた新型コロナ問題。
この問題に直面したとき、わたしは、つぎの3つのことを社内ルールとして取り決め、すべてのスタッフと確認いたしました。
ひとつは、勤務時におけるマスクの着用の義務化。
ふたつめは、手洗い、およびアルコール消毒の徹底。
さいごに、スタッフの出勤時の検温です。
これらをあらためてルール化したことは、わたしに大きな反省をうながしました。
コーヒーをあつかうものとして、上記の義務は、「あたりまえ」のこととして、コロナ問題が大きくなる前から、徹底させておくべきではなかったか。そう痛感したからです。
創業者、土居博司が残した『技術書』には、つぎの一文が書かれています。
『すべての「あたりまえ」が守られたなかで、コーヒーづくりにあたること。』
今回の新型コロナ問題は、わたしたちが、なにを「あたりまえ」としながらコーヒーづくりをおこなっていくのか。
このことを、あらためて考える機会となりました。
わたしたちは、これからも自分たちがもつべき「あたりまえ」とはなにかを問いつづけながら、コーヒーづくりに尽力してまいります。