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売れやすいコーヒーをもとめているわけではありません。

甘みを感じるための糖質をより多く含んだ豆を生み出すためには、ふたつの条件が必要です。

標高の高いエリアで栽培すること、完熟したコーヒーの実だけを収穫することだと、前回お話しました。

このふたつは、質の高いコーヒーを生み出すための基本と言えます。近年になってこのコーヒーの甘みは、日本だけではなく世界中で高く評価されるようになりました。

世界中の農園が、自分たちの名を知らしめるために、より甘みをもつコーヒーを生み出そうとして、試行錯誤を重ねています。そうしたことから、いままでにはなかった手法が開発され、目にするようになりました。

たとえば、生豆をウィスキーがはいっていた樽に入れるといったものがあります。甘いウィスキーの香りがついたコーヒーができあがるというわけです。

こうした取り組みによって、コーヒーの新たな次元が開かれるのかもしれません。

しかし、わたしはこうした方向でつくられたコーヒー豆を買い付けないと思います。根っこに「売れるためにつくったもの」という考えを感じるからです。

基本を重ねてコーヒーをつくるには、手間と時間がかかります。地味に聞こえますから、売れにくいかもしれません。しかし、わたしは、売れやすいコーヒーをもとめているわけではありません。