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昔を感じさせる"ブルーマウンテン"、ご用意できました。

日本で、最も知名度が高いといっても過言ではありません。
“ブルーマウンテン”のことです。

島の東側にあるブルーマウンテン山脈の
標高800~1200mのエリアで栽培されたものだけが、
“ブルーマウンテン”と名乗ることができます。

通常、生豆は麻袋に入れられて運ばれてきますが、
木の樽で届けられることが、この銘柄の特徴です。

“ブルーマウンテン”は、わたしが子どものころからメニューにあり、
当時から高価な一杯でした。
高い価格になってしまうのは、生産量が少ないからです。

問題は、ジャマイカ国内の経済政策の失敗が理由で、
生産する環境が悪化したこともあって、
あのころにあった魅力的な“ブルーマウンテン”を見つけることは
近年、とてもむずかしくなったことです。

この“ブルーマウンテン”をご希望いただくお客さまが多いなか、
自信をもってご提案できるものが見つけられないでいました。

現地から届くサンプルを焙煎しては、ボツにする。
工房で、なんどこの工程を繰り返したことか…。

この状況のなか、やっと昔ながらの“ブルーマウンテン”を
感じさせてくれるものを見つけることができました。
ジャマイカ産のコーヒーではとても希少な、単一農園のものです。

オーナーをつとめるセント・クレア・シャーリー氏は、
88歳でなお現役。自身で、コーヒー栽培をてがけています。

“ブルーマウンテン”は高額なこともあって、
倉庫で保管される時間が長くなる傾向があります。

お客さまには、できるだけ新鮮な状態の生豆を焙煎して
お届けしたいこともあり、こちらの“ブルーマウンテン”
ごく少量だけ買い付けました。

早期に売り切れてしまった場合は、ご容赦を。