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「ブルーマウンテン」だけが、木の樽でやってきます。

“ブルーマウンテン”
ジャマイカで産出されるこの豆の魅力は、独特の甘みと、
柑橘系のフルーツを思わせる上質な酸味にあります。

日本で特に人気が高い理由は、この豆の味わいが
日本人の嗜好に合うからだと思います。

この“ブルーマウンテン”、「価格」・「輸送」・「焙煎」の
それぞれにほかにはない特徴があります。

まず「価格」。かなり高い仕入額になっています。
理由は、ジャマイカの国土が小さく、
産出できる豆の量が少ないからです。

さらに、ここ数年、「ディーン」を代表とする
大型ハリケーンがジャマイカを襲いました。
この災害により、多くのコーヒーの木が倒壊。
コーヒー豆の収穫量が全盛期に比べ、
約5分の1に減少しています。

あらたにコーヒーの木は植えられましたが、
実が収穫できるまでには、最低でも
3年の年月を必要とします。

そして、「輸送」。
“ブルーマウンテン”は、すべて同じというわけではありません。
品質のちがいによってランク分けされて輸出されます。
最上クラスである「No.1」規格のものは、
木の樽に入れられて輸出されます。

なぜ、木の樽に入れて輸出されるのかというと、
コーヒー豆がうけるダメージを軽減させるためです。

コーヒー豆は、消費国に届くまでに長い時間を必要とします。
この間、はげしい温度変化にさらされます。
このことが、コーヒー豆に大きなダメージを与えるのです。

木は、湿気の吸収と放出をくり返すため、通気性が良く、
樽のなかの温度変化を軽減する効果が期待できます。

このことから木の樽は、コーヒー輸送に効果的だと
言われてきました。ただ、この木樽も、数年後、
姿を消すかもしれません。コストがかかることにくわえ、
現地でもつくれる人が少なくなっているからです。

最後に「焙煎」。
この“ブルーマウンテン”は、焙煎度合いを
深く仕上げてしまうと、持ち味は消えてしまいます。
浅煎りから中煎りの「ハイロースト」、
もしくは「シティロースト」で仕上げて、
はじめて魅力が発揮されます。

豆質がやわらかいため、数秒単位で、焙煎度合いが変わります。
判断に許される幅は、とてもせまいため、とくに焙煎が
むずかしい豆でもあります。

また、高額であるため、正直言ってなかなか売れません。
昔から、焙煎してから長い期間、在庫されることが多い豆です。
焙煎の鮮度が新しい“ブルーマウンテン”を口にした方の数は、
それほど多くないのではないでしょうか。

いろいろな状況が重なる“ブルーマウンテン”ですが
長年、この銘柄をご愛顧いただいているお客さまがいます。

このお客さま方に、わたしどもからなにかお礼をしたいと
考えたこともあり「ブルーマウンテン No.1」が入れられてきた
木樽を抽選でプレゼントさせていただいております。

職人の手づくりによる品は、たいへん希少なものです。

いつになるかはわかりませんが、
入荷したブルーマウンテンが完売してなくなって、
樽が空いたごとにご案内をさしあげています。

ご希望の方は、そのときご応募ください。

けっこう大きいです。


「ブルーマウンテンNo.1 ジャーニーズ・エンド農園」
くわしい説明はこちらから>>