お電話でのご注文: 0120-49-5021(受付時間: 9:00 〜 17:00 平日)

土居珈琲ライブラリー > >

「蒸らし」てください。

  

A000_B07_E09AA_231106_title.jpg

A000_B07_E09AA_231106_00.jpg

今回お送りするのは、コーヒーのたてかたシリーズ。
テーマは「蒸らし」です。

これさえ知っていれば、まわりの人から
「この人は、コーヒーをたてるのがうまい」と一目おかれるはずです。

まず、ドリッパーに粉を入れます。
そのとき、粉が水平になるように、ドリッパーを軽く振ってください。

それから、お湯をそそいでいきます。

1回目の注湯は、ポッドの注ぎ口から、お湯を糸の細さで出してください。
点滴のように、ポトポトと落とすのでもかまいません。

ただ、これは細口ケトルを使わなければむずかしいです。

粉の中央部に、小さな「の」の字を書くようにお湯を落としていきます。
無理に粉の外周ぎりぎりまで、お湯をあてる必要はありません。

8割ほどの粉にお湯があたったら、すぐに追加のお湯を注ぐのではなく
20から30秒ほど、そのままの状態でおきます。

これが「蒸らし」です。

このとき、焙煎の鮮度が新しいと、
粉がおまんじゅうのように膨らんでいくのがみてとれます。
このとき、見ている周りの人から、
「おぉっ!」と驚きの声が聞こえるはずです。

このとき、意識しすぎて、お湯の勢いを強く落としすぎると
粉がへこんでしまうのでご注意ください。

この「蒸らし」をおこなうことで、粉の成分が抽出されやすくなります。

「蒸らし」をしている間、
そのコーヒーがもつ旨味がもっとも多く出ています。

お客さまから、「コーヒーのたてかたがよくわからないんです」と
お話いただくことがあります。

「蒸らし」をしていただきさえすれば
もうこの悩みは解消です。



3年前、反抗期のむすこにふっとばされたことを
きっかけに、スポーツジムに通うようになった妻。

先日、ぼくがジムに行くと、すごい重さの重りを上げている
彼女の姿を目にしました。

ちょっと、ふるえました。